路面電車

路面電車の歴史やシステム、世界格好の路面電車について。

路面電車関連用語

・軌道運送高度化事業 日本の地域公共交通の活性化及び再生法の中で、超低床電車の導入およびLRTへの改良または新設を想定した整備事業の呼び名。 ・センターリザベーション リザベーションとは、併用軌道の種別で、一般自動車が通常時軌道内に進入できない…

日本の路面電車

日本においては、路面電車は軌道法の管轄下にあり、鉄道事業法に基づく一般の鉄道とは明確に区別されている。なお、同じく日本の道路交通法では、「レールにより運転する車」と定義している。また都市計画法に定める都市施設においても、路面電車は都市計画…

各国の近代型路面電車

◯ヨーロッパ ・フランス ・パリ:1992年に新規開業(T1路線)。車両はTFS-2型。 ・ルーアン:1994年に新規開業。車両はTFS-2型。 ・ストラスブール(ストラスブールのトラム):1994年に新規開業した。当初は小型のゴムタイヤ式地下鉄(VAL)を導入する計画だったが、…

近代型の路面電車 - 日本(次世代型路面電車 / LRT)

日本では、1980年に鉄道技術協会が開発した新型の路面電車を軽快電車と名付けたが、一般には車両更新程度の認識しか広まらなかった。1990年代以降は、欧州における超低床車の普及により、路面電車の次世代化やアメリカのライトレールの動向に注目する動きが…

近代型の路面電車 - ヨーロッパ

フランスでは、1970年代に都市域の道路混雑や石油危機問題などへの対処として、それまでほとんど衰退していた路面電車を用いて公共交通を復活させる取り組みが始まった。政府によって1975年、路面電車の新規開業を8都市(ボルドー、グルノーブル、ニース、ル…

路面電車の歴史

路面鉄道は元々は都市内の馬車鉄道として生まれ、1840年代に欧米各地に広がっていった。 その後、動力を馬以外にする試みが行われ、蒸気機関などもあったが、電気動力がもっとも普及した。これは1879年にドイツの電機会社、シーメンスがベルリン博覧会でデモ…

路面電車の語源

英語の「Tram」は低地ドイツ語の「Traam」に由来し[3]、車軸や梁を意味する。イギリスではブレコン・アンド・アバガヴァニー運河会社(The Brecknock and Abergavenny Canal)の1798年10月17日の定款に「Tramroad」の言葉が初めて現れる。このトラムロードは鉄…

近代化する路面電車 - 日本で「次世代型路面電車」を「ライトレール(LRT)」と呼ぶ理由

「次世代型路面電車」と「ライトレール(LRT)」は、本来別概念の輸送機関である。 ライトレール(軽量軌道交通システム)の概念はアメリカで誕生し、その定義に基づけば、「大部分を専用軌道とし、1両ないし数両編成の列車が走行する、誰にも利便性が高く低コス…

近代化する路面電車 - 日本の次世代型路面電車システム

日本では路面電車システムの「次世代性」が議論され下記のような特徴を指しているが、明確に定まったものではない。国土交通省ではこれをLRT (Light Rail Transit/次世代型路面電車システム)としている[1]。 ・都市計画・地域計画での位置付けなど政策的な裏…

路面電車の概要

路面鉄道とは主に都市内およびその近郊の道路上に敷設された鉄道で、比較的短距離の旅客移動手段として利用される。路上や歩道から車両に乗降する、駅(電停・停車場)間隔が短い、各駅停車、などの特徴があり、道路が広く自動車の交通量が比較的少ない都市に…