路面電車

路面電車の歴史やシステム、世界格好の路面電車について。

近代型の路面電車 - 日本(次世代型路面電車 / LRT)

日本では、1980年に鉄道技術協会が開発した新型の路面電車を軽快電車と名付けたが、一般には車両更新程度の認識しか広まらなかった。1990年代以降は、欧州における超低床車の普及により、路面電車の次世代化やアメリカのライトレールの動向に注目する動きがあった。そのため日本では次世代型路面電車を特に「ライトレール(LRT)」と呼ぶことが多い。

1997年、ドイツの台車と電気部品を輸入し組み立てられた熊本市交通局9700形電車導入以降、超低床車両を特徴とする路面電車の次世代化が進んだ。富山市の例に見られるように、欧米型のコンパクトシティ指向の街づくりと一体となった交通システムとして、路面電車の次世代化が一般に認識されつつあるといえる。

京都市では、2010年に一旦消滅させた構想(次世代型路面電車構想)を2012年に復活させた。宇都宮市では2012年に実施された市長選で次世代路面電車(ライトレール)建設を掲げる佐藤栄一が当選して今後、佐藤市政のもとで建設が進むと期待されるなど、推進策を取る自治体も少なくない。

 

参照:Wikipedia路面電車